地ビールメーカー「サンクトガーレン」(神奈川県厚木市、TEL 046-224-2317)は4月14日、神奈川県で開発したオレンジ「湘南ゴールド」を使ったビール「湘南ゴールド」の限定発売を開始した。
同商品は、商品規格外の湘南ゴールド(果物)を使用した春夏限定のフルーツビール。湘南ゴールドの華やかな香りを最大限に生かすため、ビールに最高級の「シトラ」ホップを使用。みかんの香りが高く、ほどよい苦みを特徴としている。
価格は450円(330ミリリットル)。アルコール度数は4.8%。日本の酒税法ではビールの原料として果物の使用が認められていないため発泡酒という表記で販売する。販売は横浜高島屋、サンクトガーレンオンラインショップほか。販売は9月末までを予定。
湘南ゴールド(果物)は、神奈川県西部を中心に収穫される「ゴールデンオレンジ(黄金柑)」と「温州みかん」を掛け合わせたオレンジで、神奈川県が12年かけて開発し、2006年より発売を開始。見た目はレモンのような黄色で、オレンジ特有のさわやかな香りが特徴。生産量が少なく入手困難であることから「幻のオレンジ」と呼ばれているという。
サンクトガーレンの中川美希さんは「湘南ゴールドは、ほのかに柚子(ゆず)を思わせるような香りがあるので繊細な和食との相性も抜群。数々のビール嫌いの人をビール好きに変えた実績のあるビールです」と話す。
4月14日は「オレンジデー」に制定されており、2月14日(バレンタインデー)、3月14日(ホワイトデー)に続く、二人が互いの愛を確かめ合う記念日。オレンジの花言葉は「花嫁の喜び」で、欧米の結婚式では花嫁がオレンジの花を身につけるなど、結婚との関係が深い果物と伝えられている。