丸紅(東京都千代田区)は4月28日、みなとみらい21地区に商業モール「みなとみらいグランドセントラルテラス」(横浜市西区みなとみらい4)をオープンする。
みなとみらいグランドセントラルテラス(MMテラス)は、昨年9月に完成したオフィス・商業複合施設「みなとみらいグランドセントラルタワー」の地上1・2階に位置する飲食店を中心とした商業モール。延床面積は8,599平方メートル(オフィス棟除く)、店舗面積は3,910平方メートル。184台収容の駐車場を備える。
同施設は、神奈川・横浜発のレストランやショップ、クリニック、花屋などで構成され、総店舗数は23店舗。中心となる飲食店12店舗の内、横浜を地元とする出店テナントは9店舗。ガイド本「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012」で一つ星を獲得した「天ぷら ふく西」や、1965年創業の老舗レストラン「アルテリーベ(Alte Liebe)」の新業態となるイタリアン バー&ダイニング「LEONE MARCIANO(レオーネ・マルチアーノ)」などが出店する。
6月以降は、ワイン・バル「ビストロ・ワイン酒場・リヒト Licht」、フランス料理「ロティスリー・ティーズ・レイ」、タイ料理「MMTHAI(エムエム タイ)」、デリカテッセン「PARIYAみなとみらい店」などが出店予定。敷地内には海に関連したアート作品や水景施設を配した広場を設置し、憩いやにぎわいの空間を演出している。
オープニングイベントとして、4月28日・29日には、屋外1階スペース「グリーンシアター」でアーティスト大巻伸嗣さんによるアートパフォーマンス「Memorial Rebirth(メモリアルリバース)」を開催。1分間に約1万個のシャボン玉を発生させる装置50基を設置し、無数のシャボン玉で空間を埋めつくすパフォーマンスを展開する。
また、オープン日から5月5日まで、グランモール公園沿いにオープンカフェを期間限定でオープンする。
丸紅は「みなとみらいに就業するオフィスワーカー、周辺住民及びみなとみらいへの来街者にご満足頂けるスポットとして、みなとみらいエリアの更なる発展とにぎわいの創出に貢献していきます。また横浜美術館隣という立地特性を生かし、アートワークを数多く設置することで、みなとみらいエリアの魅力向上にも寄与します」としている。
みなとみらいグランドセントラルタワーは、地下2階・地上26階建てのオフィス・商業複合施設。敷地面積は114,441.56平方メートル、延床面積は114,544.92平方メートル。建築主はMM42開発特定目的会社、設計者は東畑建築事務所。簡易エアフローシステムの採用による省エネルギー対策やヒートアイランド対策、夜間の景観に配慮したLED照明等によるライトアップ計画などが評価の対象となり、建物の環境性能を評価する「CASBEE横浜認証制度」で、最高位のSランクを取得している。