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横浜のジャズバンド「濱サク」が陸前高田と大船渡のジャズ喫茶で演奏会

関内ホールで演奏する「濱サク」メンバー

関内ホールで演奏する「濱サク」メンバー

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 横浜の老舗ジャズライブレストラン「Bar Bar Bar」(横浜市中区相生町1)を活動拠点とするジャズバンド「濱サク」は4月30日と5月1日、岩手県陸前高田市と大船渡市のジャズ喫茶で演奏会を行う。

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 「濱サク(横濱サクソフォニスト)」は、横浜市内在住・20代~50代の音楽好きの社会人が集まり、2009年に結成されたアマチュアジャズバンド。メンバーはサックスやピアノ、ドラムなどのプレイヤーが約15人で、週末を中心に演奏活動をしている。

 今回の演奏会は、バンドメンバー鈴木光さんの発案によるもの。鈴木さんは防災指導を仕事としており、これまでに東日本大震災の被災地へ十数回足を運んでいる。緊急復旧から町の再生へ移っている被災地を訪れる中で「仲間と一緒に、被災地で音楽活動が出来ないか」と考えるようになったという。

 震災から1年目の3月11日、津波で流されたジャズ喫茶「h.イマジン」(大船渡市立根町)と中区野毛のジャズ喫茶「ちぐさ」が同時オープンすることとなった。鈴木さんは、2つの店舗をつなぎ、ユーストリームで生中継する企画のサポートとして現地に行き「h.イマジン」とジャズ喫茶「ジョニー」(陸前高田市竹駒町)を訪れた。復活した2つのジャズ喫茶の店主に、津波で店舗が流されてから復活までの道のりを聞き共感し、同店舗での演奏会を提案した。今回はサックス奏者5人をはじめ、ベース、ピアノ、ドラムの計8人のメンバーが東北に向かい、店主のリクエストにこたえて演奏をする。

 鈴木さんは「東北へ行くたびに気になっていたジャズ喫茶に、仲間と演奏しに行けるなんて夢のようです。『ジャズ』という共通項で、横浜と東北がつながるのは本当に嬉しい。今後も被災地と横浜をジャズでつなぐ活動を続けていきたい」と話す。

 演奏会は4月30日=陸前高田市「ジョニー」18時~、5月1日=大船渡市「h.イマジン」19時~。入場無料。

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