地域政策シンクタンク・NPO法人「横浜スタンダード推進協議会(理事長:江森克治)」は5月22日、公開例会「横浜を良くするフォーラム」を開催する。
横浜スタンダード推進協議会は、横浜市民、市内の企業に対して経済活性化のための政策立案から実現までに至る事業を行う「行動するシンクタンク」。民・産・官・学が一体となった事業の実現へ向けて活動している。
今回のフォーラムは、東日本大震災によりこの1年、これまで以上にさまざまな人が社会の事を考えて行動してきた経験を踏まえ、一人ひとりが出来ることを見つめ、政治、行政、企業、NPO団体、市民の立場を超えた協働の方向と、全ての団体の社会的責任について考えることが狙い。
講師に「人と組織と地球のための国際研究所」(略称IIHOE)代表の川北秀人さんを迎え、「2030年の横浜のために、社会的責任と協働をどう加速するか?」と題した講演を行う。川北さんは、国際青年交流NGOの代表や国会議員の政策担当秘書などを務めた後、1994年にIIHOEを設立。NPO法人や社会責任志向の企業のCSRマネジメントの支援のほか、NPOと行政との協働の基盤づくりも支援している。2011年4月まで隔月刊誌「NPOマネジメント」編集発行人を務めた。
同協議会の長谷川史洋さんは、フォーラムについて「企業、行政、民間などのセクターの枠を超えた『協働』型の活動をしていくための手法が明瞭に見えている人は少ないのではないでしょうか。年間100件以上の講演をしている川北氏のセミナーを聞くことで、何かしたいのだけれど、具体的に動けていない状況から、意識の芽生え、具体的な行動の発案のきっかけが得られればと思います」と話す。
会場は横浜市開港記念会館6号室。開催時間は19時から。入場無料(事前申し込みが必要)。申し込み方法など詳細は、横浜スタンダード推進協議会ホームページで。