神奈川県立青少年センター(横浜市西区紅葉ヶ丘9)で5月12日、ワールドカフェ「OPEN YOKOHAMA トークカフェ2012 ~100人100色のヨコハマでつながろう~」が開催される。
ワールドカフェとは、アメリカで開発された会議の方法で、「決めない会議」とも呼ばれている。4~5人でグループを作り、各テーブルで共通の目的について語り合う。何度かグループを変更しながら対話を続け、参加する全員の議論や知識を共有する、会議の手法。リラックスした話し合いが行えるように、場合によってはテーブルクロスや花などを用意し、くつろいだ空間を演出することから、ワールド「カフェ」と呼ばれている。
組織や上下関係などを超え、互いの知識や意見を発表し、共有できるように設計されているため、ビジネス、まちづくり、教育など、さまざまな現場で会議手法として採用されている。
今回開催される「OPEN YOKOHAMA トークカフェ2012~100人100色のヨコハマでつながろう」は、横浜開港150周年記念事業として市が主催した、市民同士が横浜の未来を語り合い未来像を描くプロジェクト「イマジン・ヨコハマ」を前身とする「team OPEN YOKOHAMA」(愛称tOY)が主催。後援は横浜市文化観光局。
イマジン・ヨコハマの活動終了後、ボランティアメンバーや企画メンバーなど有志が集い「team OPEN YOKOHAMA」を結成。横浜市18区でのワールドカフェ、ダイアログ養成講座など、横浜の人と人をつなぐ活動に取り組んでいる。
今回は「ヨコハマを大切に想い、愛している人」すべてを対象に、ワールドカフェ参加者を募集する。横浜の思い出や風景を話しながら、これから横浜で実現したいことや、横浜の未来を語る場にしたいとのこと。話し合いの具体的なテーマなどは当日発表される。
これまでのイベント参加者からは「普段まったく関わりのない人との対話が新鮮だった」「あらためて今の自分の活動を頑張ろうと思えた」「初めて会う人と同じテーマで話すことで、共通点の発見などの学びがあり、有意義な時間を過ごせた」「意見を受け入れてくれるオープンカフェのやり方はうまいなと思った」などの声が上がっている。
tOYメンバーの渡辺伸幸さんは「このトークカフェを通して、参加者同士が肩書きを取り払ってつながり、自分達が住む身近な場所で起こっていることを、他人事ではなく自分事として考え、何か行動を起こすきっかけになったらうれしいです」と話す。
会場は神奈川県立青少年センター多目的プラザ。開催時間は13時~16時30分。参加費は1000円。詳細・申込みはホームページで。