横浜で173年ぶりに見られる「金環日食」に合わせて、横浜マリンタワー(横浜市中区山下町15)は5月21日、特別営業する。
日食は、太陽の手前を月が横切るために、太陽の一部または全てが月によって覆われる天文現象。「金環日食」は、月が太陽を完全に覆い隠せないために月の周囲に太陽がはみ出し、リング状に見えることをいう。今回の金環日食は、日本で1987年9月23日に沖縄本島で見られて以来25年ぶり。横浜で食が最大となる時刻は7時34分ころの予定。次に横浜で見られるのは約300年後。
同施設では、同日5時30分より展望フロアを特別営業。日食グラスも用意する。
横浜マリンタワーの担当 冠木毅さんは「日食の状況を観察するのはもちろん『まるで夕方のような早朝の横浜港が見られるのか』『金環日食は海に映るのか』といった検証など、展望フロアならではの視点で、世紀の天体ショーをお楽しみいただきたいと思います。天候状況に左右される可能性がありますが、万全の準備で皆様のご来場をお待ちしております」と話す。
展望フロアの入場料は、大人=750円、中高生=500円、小学生=250円、幼児=200円、3歳未満=無料。通常の営業時間は10時~22時30分(最終受付22時)。
また、同施設では、5月19日と20日(10時~15時)に展望フロアまでの階段をのぼる参加型イベント「展望フロア335段を階段で制覇しよう!」を実施する。階段を制覇した参加者にはオリジナル缶バッジを贈呈。悪天候の場合は中止。