キリンビール(東京都中央区)は6月10日、キリンビール発祥の地「横浜」探訪ツアーを開催する。
キリンビールは、日本のビール産業発祥の地「横浜」で生まれ、2007年に100周年を迎えた。同社は、横浜港が開港した月の6月に、ビールの歴史にまつわる講演会やツアーを企画。今回のツアーでは、キリンスタッフのガイドのもと、キリンビール横浜工場「キリン横浜ビアビレッジ」、ビール発祥の地「山手地区」、リニューアル10周年を迎えた歴史的建造物「横浜赤レンガ倉庫」を巡る。
当日は「キリン横浜ビアビレッジ」受付(鶴見区生麦1)に10時集合。ビールの製造工程(原料、仕込み、発酵・貯蔵、ろ過、パッケージング)を楽しむブルワリーツアーの後、キリングループの社史資料を展示しているキリングループアーカイブ室を見学し、キリン横浜ビアビレッジ内「スプリングバレー」で昼食をとる。
午後は、貸切バスで山手地区へ移動。米国人ウィリアム・コープランドがビール醸造所「スプリングバレー・ブルワリー」を創設し、ビール製造販売事業を始めた跡地「キリン園公園」、横浜市立北方小学校の校庭に残る「ビール井戸」、外国人墓地、山手西洋館を見学。その後、山手十番館でティータイムをとり、横浜赤レンガ倉庫へバス移動し、現地解散となる。
キリンビール横浜工場 広報担当の三田栄子さんは「今回のツアーでは、普段入ることのできないキリングループアーカイブ室が見学でき、昼食時には、明治時代をほうふつとさせる少し苦みのあるビール『横浜ビアザケ』も試飲いただけます。イベントを通して横浜が日本のビール産業発祥の地であることを知っていただけたら」と話している。
開催時間は10時~16時30分。申込締切は5月21日。定員20人(参加対象は20歳以上)。参加費は2,000円。詳細・問い合わせはキリン横浜ビアビレッジ(TEL 045-503-8250)まで。