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横浜三溪園で風物詩「蛍の夕べ」-古建築ライトアップも

横浜三溪園「蛍の夕べ」の様子

横浜三溪園「蛍の夕べ」の様子

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)は6月2日より開園時間を延長し、ホタルが観賞できる「蛍の夕べ」を開催する。

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 「蛍の夕べ」は1999年にスタートして以来、毎年多くの観光客が訪れる初夏の恒例イベント。期間中は、園内で羽化した源氏ボタルが淡い光を放ちながら織りなす幻想的な世界を楽しむことができる。

 通常非公開の室町時代の古建築「旧燈明寺本堂」(国指定重要文化財)内部には、金曜・土曜・日曜限定で「ホタルの観察コーナー」を設置。会期中は、虫かごに入ったホタルを間近で鑑賞できるほか、パネルや映像を通してホタルの生態を学ぶことができる。

 ホタルの観賞場所は外苑奥の小川周辺で、待春軒前の水流から寒霞橋奥の滝にかけてのエリア。見ごろを迎えるハナショウブ圃をはじめ、旧燈明寺三重塔(国指定重要文化財)や鶴翔閣(横浜市指定有形文化財)の建造物のライトアップも実施する。

 三溪園 広報担当の吉川利一さんは「ハナショウブが彩る大池の奥に進むと、合掌造りの古民家が静かなたたずまいをみせ、その傍らを小川が流れる一画が現れます。蛍の夕べでは、山里のような風情のここが主会場に。三溪園というと三重塔の風景をまずイメージされる方が多いと思いますが、また違った三溪園の一面を楽しんでいただければ」と話す。

 イベント開催中の開園時間は9時~21時(入場は20時30分まで)。18時30分以降は、外苑の一部のエリアのみの公開となる。入園料は大人500円、65歳以上300円、小学生200円。6月10日まで。

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