山手地区の横浜山手西洋館(横浜市中区山手町72)で6月2日から、ガラス器などを花と組み合わせて展示する「2012山手西洋館フェスタ JUNE~花と器のハーモニー~」が開催される。
「花と器のハーモニー」は、かつて外国人住宅として使われていた西洋館を舞台に行われる恒例イベント。プロのアーティストが西洋館7館に施したテーブルコーディネートやフラワーアレンジ、空間演出を楽しむことができる。
今年のテーマは、「横濱ベルコリーヌ~ここは優しい時間が流れる場所~」。ベルコリーヌは、フランス語で「美しい丘」という意味。
各館のテーマは、横浜市イギリス館「A Day Out on the Hill~英国風の休日へようこそ~」、山手111番館「arji style~色彩が煌めくおもてなし~」、山手234番館「好みもの」、エリスマン邸「風薫る時空間への誘い」、ベーリック・ホール「Nostalgia ~想~」、ブラフ18番館「WIND of Asian Beauty~受け継がれてきたもの~」、外交官の家「いにしえの煌めき~優然なもてなし」。
会期中は、西洋館でフラワーアレンジ教室や花講座、中国琵琶サロンコンサート、初夏のインテリアスタイリングガイドなど多彩なセミナーやイベントを実施する。また、横浜赤レンガ倉庫やクロス・パティオ、そごう横浜、根岸なつかし公園 旧柳下邸で「花と器のハーモニー」連動企画も。
2012山手西洋館花と器のハーモニー実行委員長を務める石川喜三郎さんは、「緑豊かな山手の地に定着した『花と器のハーモニー』は12回目を迎え、ここ数年6万人以上の方が訪れます。今年はプロのアーティストの方々が『横濱ベルコリーヌ』をテーマに、花、器、館の美しさをどのように表現するか、どうぞお楽しみに」と話す。
開催時間は9時30分~17時。入場無料。6月10日まで。