「第7回食育推進全国大会(食育&復興支援フェスティバル横浜)」が、パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)とはまぎんホール(西区みなとみらい3 )を主会場として、6月16と17日に開催される。主催は内閣府、横浜市、第7回食育推進全国大会横浜市実行委員会。横浜での開催は初めて。
食育とは、食に対する関心と正しい知識を持ち、健全な食生活を営める人間を育てること。6月は食育月間でもあり、全国大会では、ブース出展や講演を通して広く食育の重要性を啓蒙するとともに、横浜ならではの味を紹介し、東日本大震災被災地支援の一環として特産品を販売する。
今年のテーマは「伝えよう、食の楽しさ、うれしさ、よろこびを」。大会史上過去最多の170団体がブース出展し、多様な食材や調理法を紹介・販売し、健やかな食生活についての関心を喚起する。
メーンとなるパシフィコ横浜(展示ホールD)には、調理や試食が楽しめる体験型ブースを設置。料理講座では横浜市内の一流シェフが講師を務め、横浜の地場食材を使い、横浜発祥の料理など11のレシピによるメニューを披露する。また、「横浜で味わう異国情緒」をテーマとする横浜名品紹介ブース、東北地方の名産品紹介コーナーも。
また、2009年の横浜開港150周年の際に、市立小学校などで提供された「スペシャル給食」が復活。横浜の姉妹都市・フランスのリヨン市にちなんだスープや、ポテトが入った献立を無料で試食できる(16日のみ。600食限定。パシフィコ横浜で整理券配布し、市立本町小学校で試食)。
はまぎんホールでは、トークセッションやパネルディスカッションを開催。魚類研究家でタレントの「さかなクン」や料理研究家・服部幸應さんのトークをはじめ、帝国ホテル総料理長の田中健一郎さんやNHKの人気番組「キッチンが走る!」のキャスターを務める俳優・杉浦太陽さんによる講演、有識者によるパネルディスカッションなど、さまざまな角度から食に関する知識を深めることができる。
主催する横浜市健康福祉局保健事業課の宮嶋真理子担当課長は「横浜には食育に積極的に取り組む団体や企業が多く、そのような横浜の特長を生かしたイベント・プログラムになっています。食育というと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、試食や体験コーナーも多く、見て・食べて、楽しみながら理解できる内容です。お祭りととらえて、多くの人に気軽に参加してもらえれば」と話している。
開催時間は6月16日=10時30分~17時、17日=10時~16時30分。入場無料。