横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)で6月20日から、「コクリコ坂から展」が開催される。
同展は、昨年夏に公開されたスタジオジブリの最新映画「コクリコ坂から」の関連企画で、同作DVDとブルーレイディスクが6月20日に発売されることを記念して行われるキャンペーンの一環。
映画「コクリコ坂から」は、東京オリンピック開催前年の1963年の港町・横浜を舞台に、高校生の少女「海」と少年「俊」の淡い恋の行方を描いた作品で、原作は、1980年1月号から8月号まで少女漫画雑誌「なかよし」に連載されていた高橋千鶴さん作画、佐山哲郎さん原作による同名の少女漫画(角川書店刊)。
横浜市では昨年、同映画の公開に伴い、スタジオジブリの協力のもと、映画の特別協賛者であるKDDI、舞台となった自治体横浜市、地域、関係者などさまざまな主体の連携により、映画の世界を追体験できるような集中キャンペーンを展開した。
「コクリコ坂から展」期間中は、映画の制作初期段階に宮崎駿さんが描いたイメージボードをはじめ、宮崎吾朗監督やキャラクターデザインを手掛けた近藤勝也さんのスケッチ、美術監督らによる美術ボードや背景画などの複製原画を100点以上展示し、「コクリコ坂から」の映像が作られるまでの過程をたどる。
展示製作担当ムービックプロモートサービスの宮内洋輔さんは「イメージボードやスケッチ、美術ボード、背景画などの精密な複製原画を『コクリコ坂から』の世界観を表現した会場装飾とともに展示しており、ご家族連れでも楽しめる内容です」と話す。
開催時間は10時~20時(入館は閉場30分前まで、最終日は18時閉場)。入場料は500円(高校生以下無料)。6月27日まで。
また、「コクリコ坂から」×KDDI@横浜市キャンペーンとして、8月31日まで「コクリコ坂から ヨコハマガイドマップ2012」を無料配布し、先着3000人に「国際信号旗グッズ」をプレゼントするスタンプラリーを実施するほか、「HAPPY LAWSON 山下公園店」を「コクリコ坂から」のイメージで装飾したコラボレーション店舗展開、映画の舞台を紹介するまちあるき「夏はコクリコ坂から」、映画にちなんだ横浜港クルーズなどが行われる。