赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で、6月22日からビデオアート展 「都市の表象」が開催される。
同展では、世界の最新の映画、ビデオやメディアアートを紹介する。ビデオアート自体の存在があまり知られていなかった日本に、フランスの現代アートビデオを紹介しようとしたのが始まりで、文化交流を目的に2006年からフランス政府の公式機関である横浜日仏学院と横浜赤レンガ倉庫1号館が協働で開催。6月に開幕したフランス文化の祭典「横浜フランス月間2012」の一環として行われる。
今年は、パリ、ベルリン、マドリッドの3都市をまわって開催される映像展「ランコントル・アンテルナショナル パリ/ベルリン/マドリッド」のディレクターを務めるナタリー・エノンさんとジャン=フランソワ・レッティグさんがキュレーターを担当し、「都市計画」や「居住」をテーマとしたビデオやインスタレーション作品を紹介する。
出演アーティストは、Knut ASDAMさん、Christian BARANIさん、Louidgi BELTRAMEさん、Libia CASTROさん、Alain DECLERCQさん、Elsa FAUCONNETさん、Didier FIUZA FAUSTINOさん、Carlos IRIJALBAさん、Prokop VIGNONさんなど。
横浜日仏学院の大藤理恵さんは「6月23日には、同展のキュレーターによる特別ガイドツアー(逐次通訳付)を行います。都市における共同空間と機能的空間のはざまから、今日の視覚文化と社会の表象について考察いただけたら」と話す。
会場は赤レンガ倉庫1号館2階。開催時間は11時~19時(最終入場は18時30分)。入場無料。問い合わせは横浜日仏学院(TEL 045-201-1514)。7月1日まで。