ヨコハマ創造都市センター(YCC)3階スペース(横浜市中区本町6)で6月23日、「テレワークフォーラム2012inヨコハマ」が開催される。
テレワークとは、在宅や会社などの決まった場所以外で、パソコンを使い時間や場所の制約を受けずに仕事をすること。時間を拘束される働き方ができない、子育て中のひとり親や、家族の介護をする人などにとって有効なワークスタイルとされる。また昨年3月の東日本大震災以降は、被災地の雇用を補完する手法としても注目されている。
フォーラムは「おうちで仕事がヨコハマを創る!」と題して、「テレワーク」という働き方の現状やメリット、横浜での今後の展望などについてディスカッションする。昨年度事業が始まったテレワーカー育成事業「はまみらい.ネット」(横浜市ひとり親家庭等在宅就業支援事業)の第1期修了生が企画運営に参画している。
パネラーは、自身がワークライフバランスを実践してきた、元横浜市副市長の山田正人さん、テレワークの普及・実践の第1人者である田澤由利さん、現在はまみらい.ネットで人材育成に携わる横山雅子さん。進行は都筑区を中心にまちづくり活動に取り組んでいるNPO法人I Love つづきの岩室晶子さんが務める。テレワークというワークスタイルを実践している「はまみらい.ネット」1期生から3人の事例発表も行う。
同フォーラム事務局の姉川圭一さんは「近年のパソコンやインターネットの普及で、在宅ワークが現実的になった。通信技術を生かす家で仕事ができることは、ひとり親などの働きづらい環境にいる人にとって希望となる。より多くの人にこの働き方の可能性を知ってもらいたい」と話す。
開催時間は14時~16時。参加費無料(終了後17時まで交流会、参加費500円)。フォーラムを主催する「テレワークセンター横浜」は、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボとNPO法人I love つづきの共同組織。