ウォルト・ディズニー・ジャパンは6月19日、横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で「『コクリコ坂から』横浜特別版DVD&ブルーレイディスク発表記念プレミアム上映会」を開催した。
同イベントは、6月20日から発売されている横浜が舞台となったスタジオジブリの最新映画「コクリコ坂から」(東宝)のDVDとブルーレイディスクの発売記念企画。上映会には一般公募による横浜市民220人(抽選)が招待され、映画鑑賞をたのしんだ。
「コクリコ坂から」横浜特別版DVD&ブルーレイディスクには、通常のDVD&ブルーレイディスクのほかに、横浜の名所や過去の映像がイメージアルバムの音楽をバックに編集された特典ディスク、ヨコハマガイドマップなどが封入されている。
映画「コクリコ坂から」は、東京オリンピック開催前年の1963年の港町・横浜を舞台に、高校生の少女「海」と少年「俊」の淡い恋の行方を描いた作品で、原作は、1980年1月号から8月号まで少女漫画雑誌「なかよし」に連載されていた高橋千鶴さん作画、佐山哲郎さん原作による同名の少女漫画(角川書店刊)。
セレモニーにはサプライズゲストとして、主人公の松崎海役を演じた長澤まさみさん、宮崎吾郎監督、スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんが出席し、林文子横浜市長から横浜市の観光貢献に対する感謝状が贈呈された。
長澤さんは「まさかジブリの主役ができるとは思っていなかった。作品に参加して感謝状をもらえてうれしい。横浜は空が広くて、海もあって、すごく都会という感じがします」と喜びを表した。また、宮崎さんは「本当に横浜に貢献できていたのだろうかとずっと考えていた。今日、林市長から『昨年度の開港資料館の集客が前年比180%になった』ことなどいろいろ成果を伺い、もう少し横浜を書いておけばよかったと思った」と語った。
横浜市では、「コクリコ坂から」×KDDI@横浜市キャンペーンとして、8月31日まで「コクリコ坂から ヨコハマガイドマップ2012」を無料配布し、先着3,000人に「国際信号旗グッズ」をプレゼントするスタンプラリーを実施するほか、「HAPPY LAWSON 山下公園店」を「コクリコ坂から」のイメージで装飾したコラボレーション店舗展開、映画の舞台を紹介するまちあるき「夏はコクリコ坂から」、ホテルニューグランドによるオリジナルカクテル「Bon voyage」販売、映画にちなんだ横浜港クルーズなどが行われている。