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本牧山頂公園に子どもの遊び場「雨だれデッキ」-市民の手づくり

本牧山頂公園の遊び場「雨だれデッキ」(オープニングの様子)

本牧山頂公園の遊び場「雨だれデッキ」(オープニングの様子)

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 本牧山頂公園里山遊び場(横浜市中区和田山1)に、子どもの遊び場「雨だれデッキ」が完成した。

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 遊び場を整備したのは市民団体「本牧山頂公園和田山地区地域連絡会」。横浜市都市整備局の支援事業「ヨコハマ市民まち普請事業」に、公園内に里山をイメージした遊び場をつくる整備事業「本牧山頂公園里山あそびプロジェクト」を提案し、市の助成を受け、2011年11月から遊び場作りの一環として「雨だれデッキ」の設営を進めてきた。

 雨だれデッキは、原っぱを拠点とした子どもの遊び空間で、農家の縁側や神社の舞台がイメージ。雨水貯留槽の上には、植物をはわせて日陰を作る棚「パーゴラ」を取り付け、また、泥あそびができるように「泥んこの庭」という雨水をくみ上げるポンプを設置。自然の雨水で植物への水やりや足洗いができるように設計されている。

 7月21日に行われたオープンセレモニーには、同連絡会代表の黒柳一枝さんをはじめ、近隣の子どもたち、設計を担当した都市農村研究所の橋本忠美さん、横浜植木の坂下貢さんらが参加。子育て中の母親によるバンド「ユニークトーン」の演奏や、市民劇団「横綱チュチュ」(磯子区)による詩集「のはらうた」の朗読、絵本「しずくのぼうけん」の読み聞かせなどが行われ、子どもたちを楽しませた。

 式典では、橋本さんと坂下さんに同連絡会から感謝状を贈呈。セレモニーに欠席した工事担当会社の藍工業とリス興業には、後日あらためて感謝状が渡された。

 同連絡会事務局の田村真智子さんは「今後も、もちつき大会やお月見、コマ回しなど地域の子どもたちが自然とふれあいながら参加できるイベントを継続します。夏休み中のイベントとして、8月28日には竹細工作りを実施。イベントを積み重ねながら、市民が作り続ける公園にしていきたい」と話している。

 本牧山頂公園和田山地区地域連絡会は2009年に結成された市民団体で、子育て支援団体や環境に関心のある団体など8団体で構成されている。自然の中で人々が集まる拠点作りを目的とし、「雨だれデッキ」の設営のほか、会誌「丘の風」の発行、餅つき大会、泥だんごコンテストなど、地域の子ども達が参加できるさまざまなイベントを開催している。

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