神奈川県民ホール(横浜市中区山下町3)のギャラリー第3展示室で7月31日、プロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」の写真展が始まった。
会場では、ビー・コルセアーズのオフィシャルカメラマンを務める佐々木智明さんが撮影した写真約80点をパネルで展示。処女航海を意味する「maiden voyage」と題し、昨シーズンから新規参入してリーグ3位を達成したチームの1年間の軌跡を振り返る。
佐々木智明さんは東京都出身で、3年間の出版社写真部勤務などを経て独立。NBAなどの米プロスポーツ写真撮影などを経験し、帰国後は主に国内外のスポーツシーンを中心に撮影活動を行っている。横浜チームのスタッフともつながりがあり、チームのオフィシャルカメラマンを務めることになったという。
横浜文化体育館や横浜国際プールなどで行われたホームゲーム全試合でシャッターを切り続けたほか、有明コロシアム(東京都)で今年5月に行われたファイナルズなどでも写真撮影を担当。大海原へ船出したばかりのチームのビジュアル記録を残し続けてきた。
佐々木さんは「bjリーグはテレビ中継もまだ少なく、会場に訪れなければなかなか目にする機会がない。展示写真でゲームの興奮や感動、ライブ感が少しでも伝わり、来シーズンの試合観戦に足を運ぶきっかけになれば」と話す。
ギャラリーの開館時間は9時~18時(最終日は15時まで)。8月5日まで、入場無料。会場には選手やチームスタッフも応援に駆け付ける予定。
横浜ビー・コルセアーズは、昨年10月から今年5月まで行われた2011-2012シーズンからプロバスケットボール「bjリーグ」に参入。通算31勝21敗でイースタン・カンファレンス2位の成績を収め、プレイオフ進出を果たした。セミファイナルでは秋田ノーザンハピネッツを破り、有明コロシアム(東京都)で行われたファイナルズにも進出。1日目は浜松・東三河フェニックスに78-87で敗れたものの、2日目は京都ハンナリーズに75-66で勝利。参入初年度でリーグ全19チーム中3位にランクインした。8季目となる2012-2013シーズンのbjリーグは、群馬と東京のチームが新たに参入して21チームで今秋から行われる。