横浜市中区のケアプラザ、地区センター、美術館など16施設で「中区えほんフェスティバル2012」が開催されている。
同イベントは、絵本を通して子どもに想像の世界の豊かさを体験してもらうことを目的としている。主催は中区絵本フェスティバル実行委員会。
期間中は各施設で「絵本」をキーワードにした独自の子育て支援事業を実施。「ぼくは王さま」の挿絵を描いた絵本作家・和歌山静子さんの講演会(県立神奈川近代文学館、8月18日)、英語で楽しむ絵本タイム(のんびりんこ、8月21日)、読み聞かせや絵本の販売を行う「絵本えんにち」(横浜市本牧地区センター、8月26日)などさまざまなイベントが開催される。
各施設では、施設巡りに便利なバス系統地図などが盛り込まれた同フェスティバルの冊子が配布されている。
横浜市本牧地区センターの布川榮子さんは、「今年で2回目を迎えるイベントですが、今回は文化施設だけではなくケアプラザにも参加いただきました。通常、ケアプラザはお年寄りのための施設というイメージが強いようですが、本来は福祉に関わる人でしたら、誰でも利用できる施設で、子育て支援なども行っています。絵本に親しんでいただくとともに、このイベントを通してこれまで利用する機会のなかった施設に足を向けていただければ」と話す。
各施設の詳細はホームページで。9月15日まで。