横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)で8月15日から、最前線のフォトジャーナリストたちが撮影した写真を紹介する「DAYS フォトジャーナリズム祭 in YOKOHAMA 2012」が開催される。
同イベントは、フォトジャーナリストの広河隆一さんが編集長を務めるフォトジャーナリズム月刊誌「DAYS JAPAN」が主催する写真展。世界で起こっている戦争や紛争、人権侵害や自然破壊などの事実を伝えることで「単なる写真展ではなく、日本中からフォトジャーナリズムを目指す人々が集まるイベント」を目指している。
期間中は、世界報道写真賞で1位を受賞した作品も含まれる、第8回DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞の作品群を中心に、過去DAYS フォトジャーナリズム大賞を受賞したレネ・C・バイヤーさん(ピュリツァー賞受賞者)やアドリース・ラティーフさん(ピュリツァー賞受賞者)の作品など約140点を紹介する。動物写真「アニマル・ワールド」や広河隆一写真展「新・人間の戦場」なども。
そのほか、ジャーナリストの上杉隆さん(18日)、写真家の伊原美代子さん(25日)によるトークショーも実施する。
DAYS JAPAN 営業・企画担当の佐藤典子さんは「国内最大規模のフォトジャーナリズム写真展。世界トップレベルのフォトジャーナリストたちの作品が中心で、かわいい動物の写真も展示します。140点を超える迫力の写真群をお楽しみいただけたら」と話している。
会場は、横浜赤レンガ倉庫1号館2階。開催時間は12時~19時(水曜・土曜は21時まで)。入場料は500円(高校生以下・65 歳以上・障がい者は無料)。8月26日まで。
「DAYS JAPAN」は、広河隆一さんを中心に2004年3月に創刊されたフォトジャーナリズム月刊誌で、今年で創刊8周年。毎号表紙には「一枚の写真が国家を動かすこともある」という文言が記され、「マスコミがなかなか報道しない世界の真実」を伝えていくことをテーマとしている。広告収入に頼らず、大手メディアが報じない世界の現実を発信し、国際的にも高い評価を得ている。