横浜赤レンガ倉庫イベント広場（横浜市中区新港1）で8月25日と26日、「横浜防災フェア2012」が開催される。主催は横浜市とラジオ日本。

　9月1日の「防災の日」を中心にした防災週間（8月30日～9月5日）にちなみ、防災・減災意識の向上と知識の啓発を図るさまざまなイベントを実施。防災・減災に関するテーマ展示ブース、メーカー・企業などのPR展示ブース、講習会や教室を通して、大人から子どもまで楽しく防災・減災の理解を深めることができる。

　特設ブースでは、心肺蘇生法を中心にAED（自動体外式除細動器）の使い方体験教室や、東日本大震災被災地でも活躍した移動入浴車の展示、実演が行われる。震度7の揺れを体感できる起震車も登場する予定。

　そのほか、ヘリコプターによる水難救助訓練、消防艇や消防船による放水デモンストレーション、はしご車のデモンストレーションが予定されている。

　25日は、中央の特設ステージで、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんによる防災トーク「自分と大切な人を守る災害への備え」を実施。26日にはシンガーソングライターの沢田知可子さんがライブを行い、被災地で行っている復興支援ライブ活動についても語る予定。

　 会場には、日本テレビ・24時間テレビ33「愛は地球を救う」の募金箱を設置し、チャリティーグッズを販売する。顔写真・連絡先・血液型などが記載されたサバイバルカードの無料作成、子どもラジオ工作教室も。

　横浜市消防局総務部企画課の安江直人さんは「今年は特に、災害発生時の自助・共助の重要性や、津波避難に関する情報をPRします。一人でも多くの来場者の方々に、災害による被害をできるだけ小さくするための取り組み、『減災行動』を知っていただければ」と話す。

　開催時間は8月25日＝11時～18時、26日＝11時～17時。入場無料。