KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で9月7日から、9つの演劇・ダンスプロジェクトを上演する「KAFE9(カフェナイン)」が開催される。
KAFE9では、独自の表現で世界に発信する次世代のカンパニーと国際的に活躍するアーティストが劇場に集い、新作及び新バージョンを上演。会期中は演劇やダンス、野外パフォーマンス、レクチャー、スタンプラリーなどが開催され、劇場をさまざまな角度から楽しむことができる。
プログラムは、ベルギーと日本を拠点に活躍するダンサー・振付家による池田扶美代×ティム・エッチェルス「in pieces」日本バージョン(9月7日~9日)、劇団「快快-faifai-」の2年ぶりの新作となる死をテーマにした物語「りんご」(9月13日~16日)、コンタクト・ゴンゾ写真展+サウンド・パフォーマンス「Abstract Life 《世界の仕組み/肉体の条件》」(9月20日~23日)、演劇・パフォーマンス・建築・美術など多様な要素をもつパフォーマンス集団「悪魔のしるし」の新作「倒木図鑑」(9月27日~30日)、コンテンポラリーダンスの活性化を図るダンスフォーラム「We Dance 横浜 2012」(9月22日~23日)など。
そのほか、劇場を起点に山手地区や横浜中華街、元町商店街、山下公園、港の見える丘公園など、横浜の都市空間とコラボレーションした3つの野外パフォーマンス(無料)を実施する。内容は、KAAT~山下公園~日本郵船氷川丸を会場とするCo.山田うん「ショーメン」野外バージョン(9月8日・9日)、みなとみらいを舞台とするユニークな散策「プロムナード・ブランシュ」(9月22日・23日)、横浜のシンボル的スポットとコラボレーションしたパフォーマンス「Bodies in urban spaces」(9月29日・30日)。
同イベントの広報を担当するプリコグの山崎奈玲子さんは「横浜の街を舞台にした無料のパフォーマンスもあるので、ぜひ多くの方に遊びに来てほしい。作品『ショーメン』は、国内外で高い注目を集めるダンスカンパニー、Co.山田うんの代表作。自由な発想によるダンス作品が、新たな野外版として生まれ変わります」と話す。
チケットは、前売=一般3,000円・学生2,500円、当日(一般のみ)=3,500円。各公演の詳細はホームページで。9月30日まで。