横浜市内で9月29日と30日、都市空間とコラボレーションした野外公演「Bodies in urban spaces」が行われる。
Bodies in urban spaces(ボディーズ・イン・アーバン・スペーシズ)は、オーストリアのウィーンを拠点とするパフォーミング・カンパニー「ウィリ・ドナー」の代表的な野外プログラム。生きたオブジェとしてパフォーマーの身体が街のあらゆる空間に入り込み、見慣れた風景を舞台にユーモアのあるパフォーマンスを展開していく。
主催はNPO法人「ドリフターズ・インターナショナル」(横浜市西区北幸1)とKAAT 神奈川芸術劇場(中区山下町281)。
パリやベルリン、ロンドンなど世界49都市で上演されているが、日本での公演は初めて。パフォーマーはダンサーやランナー、アクロバット、クライマーなど、ジャンルを問わずに開催国・地域のオーディションで構成されるため、都市ならではの独自の作品が生み出される。
パフォーマーは、天羽尚吾さん、安芸純香さん、生田萌絵さん、うえだななこさん、小野詩織さん、小山まさしさん、白井愛咲さん、鈴木智久さん、鷹島姫乃さん、塚田亜美さん、Kellyさんほか。今回はKAAT 神奈川芸術劇場を出発し、中華街、元町商店街、フランス山、港の見える丘公園を約60分間かけてまわる予定。
同イベントの広報を担当するプリコグの山崎奈玲子さんは「ウィリ・ドナーは、日常の中から生まれる新鮮な知識や見識、異なった知覚を、観客が直接的に感じることのできる作品を数多く創作しているパフォーミング・カンパニーです。今回は横浜の異国情緒あふれるシンボル的スポットを巡り、都市を探求します」と話す。
開催時間は16時30分~17時30分。各日とも16時30分にKAATアトリウム集合。予約不要で、出入り自由。観覧無料。同公演は横浜市のダンスフェスティバル「Dance Dance Dance@YOKOHAMA 2012」、KAAT 神奈川芸術劇場を拠点とする新プロジェクト「KAFE9(カフェナイン)」の参加プログラム。