KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で、10月19日からバレエダンサー首藤康之さんの公演「DEDICATED 2012 IMAGE」が行われる。
首藤さんは日本を代表するバレエダンサーの一人。クラシック・バレエの古典作品をはじめ、モーリス・ベジャール、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーら世界的現代振付家の作品に数多く主演し、国内外で注目を集めている。
同公演は、昨年6月に首藤さんが神奈川芸術劇場でスタートしたダンス企画「DEDICATED」シリーズの第2弾。今回は「IMAGE(イマージュ)」と題して、映像とコラボレーションしたダンスなど3作品を披露する。
作品は、今年1月に公開された首藤さんのドキュメンタリー映画「今日と明日の間で」の中で発表したダンス作品「Between Today and Tomorrow」、写真家の操上和美さんが首藤さんの数年前の未公開映像を再編集した映像作品「The Afternoon of a Faun ~ニジンスキーへのオマージュ~」、中村恩恵さんと首藤さんが出演する新作ダンス「WHITE ROOM」。
「WHITE ROOM」は振付家イリ・キリアンの作品「ブラック・バード」をベースにした作品で、中村さんの振付と操上さんによる映像のコラボレーションが加わっている。
KAAT 神奈川芸術劇場の久田絢子さんは「今年は舞台を大スタジオからホールに移し、映像とのコラボレーションに挑戦。椎名林檎が音楽を手掛け、世界的振付家イリ・キリアンがアドバイザーとして参加するなど話題の多い意欲作となっている」と話す。
会場はKAAT 神奈川芸術劇場 ホール。開演時間は日程による。チケットはS席7,500円、A席6,000円、U24チケット(24歳以下対象、枚数限定)3,750円。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 045-662-8866 :チケットかながわ)。10月21日まで。
「DEDICATED」シリーズの第1弾では、中村恩恵とのデュエット「ブラック・バード」、小野寺修二演出によるソロ「ジキルとハイド」を上演している。