横浜新都市ビル2階ペデストリアンデッキ(横浜市西区高島2)で10月20日と21日、新鮮野菜の即売会「横浜・地恵地楽マルシェ」が開催される。
即売会のコンセプトは「地恵地楽」(地元の恵みを、地元で楽しむ)。横浜市内の新鮮な朝採れ野菜と、老舗加工食品会社の商品などを販売する。主催は、横浜の学生たちが主体となり、企業や個人に呼びかけて構成した地恵地楽マルシェ実行委員会。
当日は、キャベツを中心に年間50種類以上の野菜を栽培する平本貴広さん(神奈川区)、オリジナルの「苅部大根」など数多くの露地野菜を栽培する苅部博之さん(保土ヶ谷区)、オランダ生まれのカンパリトマトを中心に栽培している山本泰隆さん(保土ヶ谷区)、キノコを中心に生産し、イチゴ農園も営んでいる徳江秀生さん(青葉区)など、市内7カ所の農園の生産者がつくった地場野菜などを販売する。
加工食品は、美濃屋あられ製造本舗のあられ各種、1857年創業で昔ながらの伝統的製法でつくられる「岩井の胡麻油」、椿商店の横浜産豚肉・はまポークを使った「焼小籠包(ショウロンポウ)」、市内唯一の醤油製造会社「横浜醤油」の調味料、井上富蔵商店の地元ブランド豚肉の生肉加工品などを販売。
当日は、子どもを対象にした学生による地恵地楽クイズも行い、正解すると新鮮な地場野菜がプレゼントされる。
また、会場では、宮城県石巻市の復興を支援する「うんめえもん市」を同時開催する。うんめえもん市は、若者の自立や就労を支援する「よこはま型若者自立塾 JOB CAMP」の参加者による復興支援の取り組み。石巻のご当地B級グルメとして人気がある「石巻焼きそば」などご当地の食材を使った弁当や惣菜(そうざい)のほか、菓子やデザート、調味料などを販売し、収益金を復興支援活動に役立てる。
実行委員で「よこはまグリンピース」(神奈川区山内町1)インターンシップ生の御園生あゆみさんは「横浜は農業や養豚も盛ん。こんなにおいしいものが作られているということを、一人でも多くの人に知ってもらい、実際に食べることでその魅力を感じてほしい。一つの野菜・商品にこめられた生産者さんの思いを届けたい」と話す。
開催時間は20日=10時~20時、21日=10時~18時。