ヨコハマハムの金丸本店本社工場(横浜市中区初音町3)で、10月27日にビールの祭典「初音町オクトーバーフェスト」が開催される。
「地元のビールと地元の食材を地元の方々へ」をテーマに、地ビールを製造販売する「横浜ビール」(中区住吉町6)が主催し、会場を提供する、職人による手作りのハム・ソーセージを製造するヨコハマハム金丸本店のほか、神奈川県の地産食品を扱う店が協賛出店する。
出店者は、三浦半島の地魚、地野菜を提供する「たのし屋本舗」、神奈川県指定銘柄の「美濃屋あられ製造本舗」、創業150年の「岩井の胡麻油」、横浜産無農薬のLED野菜を販売している「驛テラス」。
横浜ビールは、日本ビール発祥の地・横浜でのビール醸造にこだわり、瀬谷の麦などの定番6種に加え、綱島の桃を使った季節限定ビールなども手がけている。イベントで提供するビールはピルスナー、ヴァイツェン、横浜ラガー、ペールエールの4種(各500円)。
金丸本店は、ドイツの食文化に影響を受けた創業者が伝統的な手作りハムとソーセージの製造法を戦後に導入。初音町に本店を置き、営業を続けてきた。
会場ではハムやソーセージのほか、魚介の浜焼きや横浜発祥のナポリタン、地野菜のグリルなどが楽しめる。フードは各500円。余興として社会貢献に志を持つ社会人3人のバンド「社会貢献バンド」のブルースの演奏などもおこなう。当日は隣の黄金町でアート・フェスティバル「黄金町バザール」を開催中で、界隈の盛り上がりが期待される。
横浜ビール代表取締役社長の太田久士さんは「協賛の企業は地産地消の事業を通じて地域に貢献したいと考えている。これを機に神奈川県産食材にもっと目を向けてもらえれば」と話している。
開催時間は11時~20時。入場無料。
横浜ビールは、本場チェコスタイルのピルスナー、ドイツスタイルのアルトやヴァイツェン、横浜開港時のビールを現代風にアレンジしたインディアペールエール(IPA)などをつくる地ビール醸造所。併設する地産食材を使ったレストラン「驛(うまや)の食卓」と驛バーでは、できたての樽生ビールを飲むことができる。
横浜ビールが醸造する「ピルスナー」「アルト」「ペールエール」は、日本地ビール協会が主催する国際ビール大賞「インターナショナル・ビア・コンペティション2012」で三冠を受賞した。