日本大通り(横浜市中区日本大通 )で11月25日、パリ発祥の「ウエィターズレース横浜2012」が開催される。
ウエィターズレースは、20世紀初頭にパリでウエーターの仕事の認識を改善することを目的にスタート。プロのウエーターが正装でグラスやボトルを載せたトレーを持ち、速さと優雅さを競う。現在、世界61カ国以上で開催されている。昨年、日本での公認レースを初めて横浜で開催し、個人戦で崎陽軒「嘉宮」の千葉海さん、団体戦で横浜ロイヤルパークホテルが優勝した。
フランスに本部を置く、国際的な「ウエィターレースコミュニティサイト」(WaitersRace.com)によるレースの分類は、「Classic Tray」「Sportive Tray」「Fun Tray」の3つ。当日は、都市の路上で実施される伝統的なレース「Classic Tray」を日本大通りの道路を封鎖して行う。プロのウエーターと料理学校関係の学生が参加し、個人戦に39人、団体戦に8チームが出場する予定。
主催はウエィターズレース横浜実行委員会で、1984年にパリで行われた「第50回ウエィターズレースパリ大会」の出場経験をもつ、横浜中華街「招福門」代表取締役の梶恒翁さんが実行委員長を務める。
一人あたりのレース距離は、日本大通り150メートルを2往復する全長300メートル。個人戦(300メートル)と団体戦(1チーム5人で計1.5キロ)を実施する。参加選手は、各店舗で着用している正装もしくは白いシャツと黒いズボンを着用し、トレーの上にボトルとグラスを載せ、タイムトライアル方式でスピードを競う。
ウエィターズレース横浜事務局の担当者は「今年は新たなルールとして女性1人が団体戦に加わり、レースにより華やかさが添えられると思う。紅葉も見ごろを迎える日本大通りで、運動会さながらのレース展開をお楽しみいただけたら」と話している。
開催時間は10時~14時。観覧無料。