黄金町エリア一帯で開催されているアートイベント「黄金町バザール2012」が12月16日に閉幕する。
10月19日に開幕した今年は、レジデンス期間がこれまでの2倍の2カ月となり、全体的につくりこんだ作品が多いのが特徴。今年5月に結成した「初黄日(はつこひ)商店会」とも連携し、より地域活性化を重視した展開をしてきた。また、会期初日には京浜急行線・日ノ出町駅~黄金町駅間の高架下に2つの新スタジオ「Site-B」「Site-C」がオープンし、同エリアでの高架下を活用したアートスタジオの整備が完了した。
15日は、黄金町の「アートによるまちづくり」にかかわる作家たちが自らの作品制作や活動について語るアーティストトークを二部構成で開催。仏像に変身して街をあるく「菩薩になって街を歩こう!」ワークショップなどが行われる。
16日には、写真を使った展示やインスタレーションなどを手掛けるアーティスト・秋山直子さんが企画する「黄金ひとり劇場2012~ある宇宙人からお別れの言葉~」、アーティスト佐藤悠さんが展開する、その場で居合わせた参加者みんなで即興の話をつくるゲーム「いちまいばなしのうらばなし」などが開かれる。
開場時間は11時~19時(一部会場を除く)。高架下スタジオ、八番館、一部のイベントへの入場には会期中有効のパスポート(500円、中学生以下無料)が必要。
黄金町バザールは、黄金町、初音町、日ノ出町エリアで、住民、警察、行政、企業、大学らが連携し、街の再生を図るアートイベントとして2008年にスタートした。初黄・日ノ出町地区で地域のまちづくりに取り組む「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」とNPO法人「黄金町エリアマネジメントセンター」(横浜市中区日ノ出町2)の共催。