さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3)で12月23日、「ハマブク企画 Vol.3~横浜中華街の秘密を学んで、あなただけの中華街マップを作ろう~」が開催される。
ハマブクは「本をきっかけに横浜について学ぶ」をテーマに今年9月にスタート。児童書「モモ」(岩波書店、ミヒャエル・エンデ著)や小説「阪急電車」(幻冬舎、有川浩著)を課題図書とした読書会を開催してきた。
3回目となる今回は、中華街の老舗店「萬珍楼」の代表取締役・林兼正さんが出版した「なぜ横浜中華街に人が集まるのか」(祥伝社新書、2010年刊)が課題図書。中区の町に詳しい多根さんをナビゲーターに招き、地図や資料を囲んで横浜中華街のまちづくりの歴史やその活動を担った人たちの思いについて理解を深めた後、中華街を実際に歩く。
読書会では、多根さんと参加者のトーク形式で、たくさんの歴史を持つ中華街について学んだ後、実際にまちの成り立ちや変容を見て歩くフィールドワークを行い、日本を代表するグルメタウンであり続ける横浜中華街の「秘密」を学んでいく。その後、中華街の点心も楽しみつつ、参加者がまち歩きの発見の成果として、ツアーマップを作成する。
主催するNPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」のインターンシップ生の渡邊司馬さんは「横浜中華街は、今や全国的に名声を獲得した観光地。独自の文化を肌で感じることができる中華街は、150年前の開港以来、住民同士の助け合いで何度かの”壊滅”を乗り切り、復興をなし遂げてきた。今回の読書会では、横浜中華街のまちづくりの成功に隠されたディープな秘密を探ることが出来るはず」と話す。
開催時間は13時30分~17時。参加費は2,000円(飲食費込み)。課題図書を読んでいなくても参加可能。定員15人。申し込みはFacebookイベントページか横浜コミュニティデザイン・ラボ(TEL 045-664-9009)まで。