水仙が見ごろを迎えた三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で1月6日から、「新春 盆栽展」が開催される。
同展は1993年から開催され、今回で21回目。会期中は外苑中央広場に、横浜三渓園皐月会会員が丹精こめて育てた松竹梅の寄せ植えを始め、マツ、ウメ、カエデ、サツキなどの盆栽約50鉢を展示する。盆栽に関する無料相談を受け付けも。
また、同園では1月25日に「三溪園初天神」を開催。当日は本牧神社宮司を迎え、11時より祭祀(さいし)を行う。一般参拝は11時20分頃から受け付け、参拝後は先着200人に合格祈願の鉛筆を進呈する。
会場は三溪園天満宮、雨天決行。三溪園天満宮は、間門の旧家・高梨家が江戸時代に京都北野天満宮から勧請した間門天神がその前身で、1976年に三溪園に遷された。
三溪園保勝会事業課の羽田雄一郎さんは「風格漂う松をはじめ、色鮮やかな椿や花梨、わびた佇まいを醸す雑木など、それぞれの盆栽にはさまざまな世界が小さな鉢の上に広がっている。盆栽展では、愛らしい小品を数点組み合わせた作品もあり、一つ一つが無言の中に何かを語ってくる。初天神は、三溪園のある地域で特に親しまれているイベント。毎年受験生が多く参拝に訪れ、合格後のお礼参りの姿も見られる」と話す。
盆栽展の開催時間は9時~16時(最終日は15時30分まで)。入園料は大人500円、65歳以上300円、小学生200円。1月20日まで。通常の営業時間は9時~17時。