KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で、1月13日からKAAT舞台芸術講座「ふたつの隅田川」が開催される。
同劇場では、最新の劇場空間で古典芸能の新たな可能性をためす「KAAT 次世代への古典芸能プロジェクト」を展開。今年はシリーズ第2弾として、日本舞踊花柳流家元の花柳壽輔さんによる「隅田川二題」(オペラ「カーリュー・リヴァー」、舞踊「清元 隅田川」)を3月22日と23日に上演する。
講座「ふたつの隅田川」は作品「隅田川二題」の関連企画で、能から生まれたふたつの「隅田川」という切り口に合わせた4プログラムを実施する。内容は、イギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンが作曲したオペラ誕生の舞台裏にせまるオペラ「カーリュー・リヴァー」(1月13日)、指揮者・角田鋼亮さんによるオペラ「カーリュー・リヴァー」曲目解説(2月8日)、芸能の場とされてきた川にまつわる物語と代表作品を読み解く「川と芸能」(2月24日)、新作公演の演出と振付をテーマにした「花柳壽輔×宮本亜門 トークセッション」(3月2日)。
KAAT 神奈川芸術劇場の久田絢子さんは「3月に上演する『隅田川二題』の2作品への興味をより深めていただくために、さまざまな角度からの連続講座を企画した。最終回には、花柳壽輔さんとKAAT神奈川芸術劇場の芸術監督でもある演出家の宮本亜門さんが登場し、それぞれの作品づくりについて語る」と話している。
会場はKAAT 神奈川芸術劇場 中スタジオもしくは大スタジオ。チケットは各回1,000円、4回通し券3,000円。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 045-662-8866 :チケットかながわ)まで。