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千円でジャズを楽しめる「ジャズ喫茶ちぐさ応援JAZZクルーズ」ー第2土曜に開催

ジャズ喫茶「ちぐさ」外観

ジャズ喫茶「ちぐさ」外観

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 ジャズ喫茶やジャズライヴハウスが密集する中区で、1,000円でジャズミュージシャンと直接語り合える「ジャズ喫茶ちぐさ応援JAZZクルーズ」が毎月第2土曜に開催されている。

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 近隣のジャズライヴハウスで国内有名ミュージシャンのライブ演奏を鑑賞した後、客はミュージシャンと共に野毛の老舗ジャズ喫茶「ちぐさ」(横浜市中区野毛町2)に移動して、アルコール含め一部無料のドリンクを片手に2時間歓談する。

 ライブは、「ドルフィー」(中区宮川町2)と「ダウンビート」(中区花咲町1)が持ち回りで担当し、昨年8月にスタート。第6回となる1月12日は14時から「ドルフィー」でピアニストの板橋文夫さんが出演する。今後は、2月9日14時から「ダウンビート」で、赤坂由香利さん(ボーカル)、井上信平さん(フルート)、村谷ゆうすけさん(ベース)のトリオ、3月9日は14時から「ドルフィー」で小島伸子さん(ボーカル)、栗原すみれさん(ピアノ)、河原秀夫さん(ベース)の演奏を予定している。

 横浜のジャズ喫茶の歴史は古く、中でも「ちぐさ」は、マスターの故・吉田衛さんが1933年に開店した日本で最も古いジャズ喫茶として知られている。「ダウンビート」は1956年に創業した3,500枚以上のレコードをコレクションしているジャズ喫茶。不定期にライブも開催している。ライブ演奏が中心の「ドルフィー」は1980年創業と3店舗の中では最も新しいが、それでも33年の歴史がある。「ちぐさ」は横浜大空襲で焼失後、1948年に再び開店。当時貴重な輸入ジャズレコードを聴かせる店としてにぎわった。1994年に吉田さんが亡くなり、2007年に閉店。2012年3月に現在地に移転して営業を再開した。

 「ジャズ喫茶ちぐさ応援JAZZクルーズ」は、野毛地区振興事業協同組合の主催による、「ちぐさ」を中心とした老舗ジャズ喫茶を支援する活動の一環。同組合は年間200万円のジャズ予算を捻出しており、ジャズによる地域の活性化に力を注いでいる。「ちぐさ」の今野朝美さんは「最初の頃は10人前後のお客様でしたが、回を重ねる毎に増えてきて、前回は30人ほどに。これ以上増え続けるとお店に入りきらなくなる日も来るかもしれません。ちぐさとしても楽しみな企画ですので、これからも続けていきたい」と企画の定着と盛況ぶりを話す。

 料金はミュージックチャージ1,000円。イベントの予約申し込み、問い合わせは「ドルフィー」(TEL 045-261-4542)、「ダウンビート」(TEL 045-241-6167)各店舗へ。「ジャズ喫茶ちぐさ応援JAZZクルーズ」の問い合わせは「ちぐさ」(TEL 045-315-2006)まで。

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