オーヴァル(横浜市中区桜木町1)は横浜中華街に3月中旬、大型ショッピングセンター「横浜博覧館」(中区山下町145)をオープンする。
ベビースター体験型ショップ「ベビースターランド」(イメージ)
横浜博覧館は、2011年5月末日に閉店した中華料理の老舗「安楽園」の跡地、横浜中華街大通り沿いにオープン。3階建ての大型ショッピングセンターで、1階にギフトショップ「横浜博覧館マーケット」、2階に「ベビースターランド」など、お菓子や世界の飲み物を体験できる「横浜おやつファクトリー」、3階には庭園で中国茶やスイーツが楽しめる「博覧館ガーデンテラス」が入居する。店舗面積は661平方メートル。
オーヴァルは、横浜中華街のテーマパーク「横浜大世界」も所有する総合デベロッパー。「遊ぶ」「食べる」「くつろぐ」「思い出づくり」ができる新しい体験型ショッピングセンターを目指していく。
2階の「横浜おやつファクトリー」には、スナック菓子のベビースターラーメンを製造・販売する「おやつカンパニー」(三重県)とオーヴァルのタイアップによる体験型ショップ「ベビースターランド」を展開する。
ベビースターランドは、おやつカンパニーとして初の試みとなる、ベビースターラーメンを作る 「小さな工場」を備えた体験型ショップ。ガラス越しにベビースターラーメンの製造工程を見学でき、作りたてのベビースターラーメンを味わうことができる。
ショップでは、チキン味、みそ味、とんこつ味、カレー味などに加え、ベビースターランド限定の味も提供。「お湯をかけて食べるヌードルタイプのベビースター」や「具材をトッピングしたベビースター」、「あんかけベビースター」といったさまざまなメニューを用意する。そのほか、おやつカンパニー商品やオリジナルグッズも各種取りそろえる。
オーヴァルの柄澤博人さんは「長い歴史をもつ安楽園の建物の一部を利用して新たな商業施設を建設することも考慮したが、建物の老朽化が激しく外観上の再利用はむずかしい状況。ただし、内装やインテリアは解体時に保存したものがあり、一部の再利用も検討している」と話している。