横浜駅東口地下街ポルタ(横浜市西区高島2)の大規模リニューアルが完了した。
横浜地下街ポルタは、横浜駅東口のエントランスとして1980年11月に開業したショッピングセンター。ファッションや雑貨、グルメ、サービスなど幅広いジャンルの専門店と飲食店122店舗で構成されている。売り場面積は9,300平方メートル。
ポルタの運営会社で、横浜市都心臨海部総合整備計画(みなとみらい21)を推進する横浜新都市センター(西区高島2)は、2011年秋から地下街ポルタで大規模なリニューアル工事に取り組んできた。
2011年12月に、ポルタ大階段上のエントランス部分に、横浜出身・在住のグラスアーティスト野口真里さんによるウェルカムアートゲート「PORTA横濱三塔物語」を新設。2012年3月に新グルメゾーン「ヨコハマルシェ」、同10月に中央通路のリニューアルに伴い、県内初出店となるセレクトショップなどをオープンした。リニューアル工事費は37億円。
開業33年目を迎え、初めてメーンストリートである中央通路の改装に着手し、横浜駅側及びそごう横浜店側の入口を中心に赤レンガ調のタイル、中央通路にアールデコ調の柱、床に石畳風のタイルを設置したほか、天井に「かもめ」をデザインしたレリーフを装飾した。
1月15日には、リニューアル完成の記念式典を開催し、横浜市西区長の大久保智子さん、横浜新都市センター取締役社長の小谷昌さん、グラスアーティストの野口さんが出席。野口さんが制作したグラスアートのお披露目とともに、中央通路の柱に作品の取り付けが行われた。中央通路の柱には、外国郵便や西洋式演劇場(ゲーテ座)、乗合馬車、西洋野菜、スケート場、キリスト教会堂など、横浜発祥をモチーフにした26の作品が飾られている。
横浜新都市センターの蔦木健太郎さんは「今回のリニューアルのデザインコンセプトは『新:横浜再発見 温故知新』。横浜らしさを発信するとともに、環境設備の改善や防災機能の向上、バリアフリー化も図った。今後も『人にやさしい、あなたにうれしい。』を理念に皆様をお迎えしていく」としている。
ポルタの営業時間は10時~21時(飲食店は11時~23時)。