NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(横浜市中区相生町3)は2月2日、メディアアクティビスト・ジャーナリストの津田大介さんを招き、トークセッション「デザインの時代~津田大介と一緒にソーシャルデザインを考える」を開催する。
Twitter(ツイッター)をはじめ「徹底した個の発信」をベースに、社会を動かす情報のあり方を考察し、みずからの活動分野を切り開いてきた津田さんのトークとともに、来場者参加型のトーキングサークル「コワーキングによるソーシャルデザインの可能性」や、横浜の地野菜を使った料理を楽しみながらの交流会も予定されており、ネットワークを広げる機会にもなりそうだ。
イベントは、横浜コミュニティデザイン・ラボが運営するシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(中区相生町3)のリノベーションを記念して開催。2011年4月に関内・さくら通り沿いにオープンした同オフィスの特徴は、地域のつながりを生かして運営していること。
既存の139平方メートルのオフィスに加え、今回拡張した211平方メートルの新スペースのアートリノベーションには、横浜市内のアーティストやクリエーターら約20人が関わった。現在、ウェブ技術者やデザイナー、ライター、NPO法人、社会起業家、県内の大学の研究室など約30の法人・個人が登録し、それぞれの仕事をしながら、さまざまなコラボレーションを展開している。
トークシリーズを企画し、当日、津田さんと対談する同法人理事の岡本真さんは「デザインの時代」というテーマについて「グラフィックなど『表現としてのデザイン』というより『設計』というニュアンスでとらえています。他人とのコミュニケーションの『接点』をどうデザインするか、社会やコミュニティーとの関わりをどう設計するのか、この点を意識して企画しました」と話す。
また、津田さんをシリーズ第1弾のゲストに招いたことについて「彼はコネや旧縁に頼るのではなく、自らの力で、そして同時に周囲を巻き込みながら自分自身の道を切り開いている。横浜で地域のつながりを生かして仕事をしていく人たちにこそ、彼のような厳しい姿勢は学ぶところが大きいはず。彼が社会や他者とどのようにコミュニケーションし、接点をつくっているかというプロセスのデザインを学び、参加者と共有する時間にできたらと考えています」と語り、トークのポイントも示した。
対談後の交流タイムでは「Cafe&Dining SAKAE」(中区吉田町5)の料理とドリンクを楽しみながら、ネットワークを広げることができる。開催時間は14時~17時。参加費は5,000円(懇親会飲食代込み)。申込はPeaTixのイベントページより。