関内ホール(横浜市中区住吉町4)で2月9日、公開シンポジウム「横浜が、神奈川が、日本の子宮頸がん予防を変える 私たちが考え行動します」が開催される。
同シンポジウムは、検診率、ワクチン摂取率が伸び悩む「子宮頸がん予防」の理解を深めることを目的としている。主催は横浜・神奈川子宮頸がん予防プロジェクト。企画・運営は大学生による、女性の病気に関する予防推進団体「リボンムーブメント」。
当日は、女性の病気に関する多くの関連書を持つ上坊敏子さん(社会保険相模野婦人科腫瘍センター長)、横浜・神奈川子宮頸がん予防プロジェクトの宮城悦子さん(横浜市立大学附属病院化学療法センター長)ら医療従事者による講演に加え、子宮頸がん経験者の立場から若い世代に予防の大切さを伝えるシンガーソングライター・松田陽子さんの講演を予定している。
講演後は学生によるディスカッションも実施。看護、ウェブサイト制作、教育などの得意分野を持つ学生たちがそれぞれの立場から今後の予防啓発について語り合う。また、葉書に記載した当日アンケートを回収し、内容を一部フェイスブックで共有する。
東京農業大学の菅頭彩花さんは「このイベントでは、さまざまな分野で活動している同世代の学生が集まり、子宮頸がん予防についてそれぞれの観点から考え、意見を発信してもらう。男女問わず、少しでも多くの学生と一緒に子宮頸がん予防について、自分は何ができるのかを考える機会にしたい」と話している。
また、代表を務める新井涼子さんは「リボンムーブメントは現在全国6カ所に支部があるので、それぞれの土地で仲間を増やしていくことができれば。いろいろな人を巻き込んでムーブメントをおこしながら検診率をあげていきたい」と語る。
開催時間は14時~16時。参加費は無料。申し込み・問い合わせはメール(event2013@kanagawacc.jp)まで。詳細はホームページから。
リボンムーブメントは、大学生を中心に、子宮頸がんや乳がんなど、女性の病気に関する情報の普及や検診率向上推進を目的に活動する一般社団法人。2009年に乳がんの予防推進暖達として発足。2012年から若い女性の発症率が増加している子宮頸がんの予防啓発を中心に活動している。