横浜都心部周辺で2月23日、「オープンデータ」に関するイベント「2.23インターナショナル・オープンデータ・デー in YOKOHAMA」が開催される。
インターナショナル・オープンデータ・デーは、2月23日に世界中で一斉に開催されるオープンデータの普及イベント。世界各国で90以上の都市がエントリーし、日本では横浜のほか、東京、 千葉、名古屋、鯖江、青森、会津若松などで開催される。
オープンデータとは、自治体など公共的な機関が持つ情報を、使いやすい形にして公開して自由に使えるようにし、データの分析・活用により新たな価値を生み出していこうという動き。
イベントでは、2つの「街歩き」ワークショップと、「文化観光」をテーマにウェブサービスやアプリを開発などを行う「オープンデータハッカソン&アイディアソン」が行われる。
「オープンデータ・横浜街歩きアプリ体験ツアー 」では、横浜マリンタワーでNPO法人「横浜シティガイド協会」会長の嶋田昌子さんから、横浜の観光について話を聞いた後、「横浜歴史フィールドミュージアムAR」アプリと「横浜Maps」というスマートフォン用のアプリを使いながら街歩きをした後に、アプリ開発者も交え、街歩きをより楽しくするアプリのアイディアを出し合うワークショップを行う。
「横浜をWikipediaタウンにしよう!街歩き」では、横浜市中央図書館でウィキペディア日本語版の管理者・編集者の日下九八さんによるオリエンテーションの後、グループに分かれてフィールドワークを行い、取材の成果をウィキペディアに投稿する。ワークショップとハッカソンの参加費は無料。
シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で行われる懇親会では、日本各地のオープンデータデー開催地と相互にネット中継を行い、ワークショップやハッカソンなどの成果発表や参加者の活動紹介を行う。参加費2,000円(事前申込み=1,500円)。
横浜オープンデータソリューション発展委員会理事の小林巌生さんは「ウェブ上に誰もが利用可能なようにデータが公開されるのがオープンデータ。技術者だけでなく、誰でも使ったり、公開したりできる。ハッカソンは、エンジニアやデザイナーなどスキルを持った方のほか、今後スキルを学びたい方にも参加してほしい。街歩きワークショップは気軽に参加でき、オープンデータを身近に感じられるだろう。イベントを通じて、オープンデータと横浜の街との接点を広げることができれば」と話す。
各プログラムの詳細・申し込みはフェイスブックページから。