横浜中華街に3月18日、体験型ショッピングセンター「横浜博覧館」(横浜市中区山下町145)がオープンする。
できたてのベビースターラーメンがその場で食べられる「ベビースターランド」
横浜博覧館は、2011年5月末日に閉店した中華料理の老舗「安楽園」の跡地に建てられた3階建ての大型施設で、店舗面積は661平方メートル。運営は、テーマパーク「横浜大世界」や「上大岡赤い風船」などを手掛ける総合デベロッパーのオーヴァル(中区桜木町1)。
1階には、ギフトショップ「横浜博覧館マーケット」と「中華専門店 開華楼」、2階には世界のお菓子や飲み物が体験できる「横浜おやつファクトリー」が入居。3階には庭園で中国茶やスイーツが楽しめる「博覧館ガーデンテラスカフェ」がオープンするほか、観光案内センターも設置する。
1階の「中華専門店 開華楼」では、台湾屋台の定番「水煎包(スイチェンパオ)」を日本風にアレンジした「開華包(カイカパオ)」やフィンガータイプの「シュウマイ串」など、オリジナル点心を多数取りそろえる。
2階の「横浜おやつファクトリー」には、できたてのベビースターラーメンがその場で食べられる「ベビースターランド」のほか、世界のスイーツやソフトドリンクが集まった「スイーツハーバー」と「ワールドドリンクポート」も併設。「スイーツハーバー」では、人気洋菓子店セラセゾンのオーナーシェフ・清水康生さんプロデュースによるマカオ名物エッグタルトやマンゴーソフトクリームなど、新名物スイーツを提供する。
3階には、屋上庭園や足湯、オープンカフェを設け、健康と美をテーマにしたオリジナル漢方茶やブーランジェリー風チャイニーズスイーツが楽しめる。
オープン予定地は1923年に開店した「安楽園」跡地。安楽園は、白壁に瓦ぶき屋根で、日本風庭園を備えるなど、情緒あふれるたたずまいの老舗店であったが2011年5月末に閉店した。「横浜博覧館」では、安楽園で使われていたステンドグラスや窓枠などの内装の一部を使うという。
オーヴァルの若林和哉さんは「中華街に来るお客様に対して『新しい価値の提供』ができれば。世界各国にある文化をあらためて知り、その価値を食を通じて感じてほしい」と話している。
営業時間は1階=9時30分~21時30分(土曜・日曜・祝日22時)、2階=10時~20時(土曜・日曜・祝日21時)、3階=11時~19時。