三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)は3月23日から、夜間にライトアップされた桜や古建築を楽しむ「観桜の夕べ」を開催する。
「観桜の夕べ」は、桜が咲く春の三溪園を夜間にも楽しんでもらおうとスタートした毎年恒例のイベント。今年は桜の開花状況に合わせ、開催日を早めての実施となる。
期間中はソメイヨシノやオオシマザクラ、ヤマザクラ、シダレザクラをはじめ、同園の創設者である原三溪の出身地・岐阜県ゆかりの淡墨桜(うすずみざくら)2世、荘川桜(しょうかわざくら)2世、高桑星桜(たかくわほしざくら)など約300本の桜と、三溪園を代表する「三重塔」などの歴史的建造物をゆっくり鑑賞することができる。観覧場所は外苑の大池周辺(夜間17時以降は、内苑および外苑奥は立入禁止)。
園内の三溪記念館 第3展示室では、藤棚の投句箱に寄せられた1年間の俳句の中から選ばれた優秀作品を紹介する「第37回三溪園俳句展」(横浜俳話会)を開催している。
三溪園 広報担当の吉川利一さんは「園内は、桜の花が早くも満開一歩手前。つい2週間ほど前には同じ場所を梅の花が彩っていたとは信じられないような風景に。園内には、早くもユキヤナギやヤマブキ、スミレなども咲き始め、夜のライトアップだけでなく、昼間の散策もおすすめ」と話している。
「観桜の夕べ」開催中の開園時間は9時~21時(入場は20時30分まで)。入園料は一般500円、子ども200円、65歳以上のシニア300円。4月7日まで(3月23日から26日は観覧エリアが一部分のみ)。