関内の屋上バー「The Bar Tenmar」が営業再開―雨が降ったら休業

シェイカーを振るマスターの斎藤天馬さん

シェイカーを振るマスターの斎藤天馬さん

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 関内の屋上バー「The Bar Tenmar」(横浜市中区相生町2)が3月23日、今年の営業を再開した。

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 同店は、関内桜通りのビル屋上に2009年10月1日にオープンしたカウンターバー。天井がないオープン店舗のため、昨年12月から冬期休業していた。

 同店のマスターを務めるのは、大学卒業後に共同通信社で記者として働き、その後35年間、中学と高校で社会科の教鞭をとっていた斎藤天馬さん。在職中にバーテンダー養成スクールで学んだ技術を生かして、定年後に、実家が経営する創業130年以上のたばこ屋が入居するビルの屋上スペースを活用してバーの営業を始めた。

 バーのコンセプトは「カリブの海賊の陣地」。木目を基調とした内装で、頭上には船の帆をイメージした白い可動式シェードを装飾。コンクリートのカウンター席に座ると、海賊地図を模したメニュー表が渡される。店舗の設計から始まり、店内装飾やメニュー作成、ブログやホームページなど、すべて斎藤さんの県立神奈川総合高校時代の教え子たちが手掛けた。

 店舗面積は約33平方メートル、カウンター13席。ドリンクやフードをすべて500円で提供している。同店のおすすめドリンクは、「ホットバタード・ラム」「ロシアンティー」「カフェ シベリアーノ」「モヒート」など。フードは、マスター手作りのトマトベース「ロールキャベツ」、「ソーセージ盛り合わせ」などを提供する。

 斎藤さんは「雨天・強風・極寒時はお休みの屋上バーも4年目の春を迎えた。ほかのお店の真似はせず、教え子たちと『こんなことをしたらおもしろい』とアイデアを出し合い作りあげた屋上バー。The Bar Tenmarは、この時期、日本で一番『ホットバタード・ラム』を売るバーかもしれない」と話している。

 営業時間は17時~23時。雨天休業。

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