ヨコハマ創造都市センター(横浜市中区本町6)で3月30日から、平和をテーマにしたピースアート展「ピースアート2013 東日本大震災・被災児童支援チャリティーポスター展」が開催される。
ピースアート展は、2001年のアメリカ同時多発テロをきっかけにスタートしたニューヨーク発のアートプロジェクト。主催は認定NPO法人「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN(FWAB)」(東京都目黒区)。
同プロジェクトはFWABの創設者で写真家の井津建郎さんらメンバーの呼びかけで始まり、これまでアメリカや日本各地で17回にわたりアートポスターの巡回展示を行ってきた。今回は福島の被災児童支援を目的としたチャリティーイベントとして開催する。
期間中は、国内外の参加アーティスト100人の考える「平和」を絵画、イラスト、グラフィック、写真、書、版画、彫刻など自由なカタチで表現したピースアートポスターを展示し、平和へのメッセージを発信する。
3月30日には、同館1階ホールでオープニングイベントを実施。ピアニストのウォン・ウィンツァンさん、ギタリストのウォン美音志さんによる「ピース・コンサート」のほか、国際フォトジャーナリストのエバレット・ケネディ・ブラウンさん、アンコール小児病院看護師の赤尾和美さんらを迎えてのトークセッションをおこなう。
会場では福島の特産品や団体FWABのオリジナルグッズの販売を予定。経費を除くイベントの収益は全額、福島で子どもの支援を行っている特定非営利活動法人「日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)」(東京都豊島区)に寄付される。
FWAB事務局の永野絵美さんは「ヒロヤマガタさんや日比野克彦さんなど、日本を代表する多くの日本人アーティストも作品を提供している。今回の横浜開催がアート展の最後になるが、ぜひ作品に込められた『Peace(平和)』を感じてほしい」と話している。
会場はヨコハマ創造都市センター3階スペース。開催時間は11時~19時(最終日は16時まで)。入場料は500円(FWABピンバッチ付き)。30日オープニングイベントの参加料は前売3,000円、当日4,000円。問い合わせはFWAB事務局(TEL 03-6421-7903)。4月2日まで。
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANは、1996年6月設立、2003年2月に法人格を取得した特定非営利活動法人。アジアの恵まれない子供たちの支援を目的に活動しており、1999年にアンコール遺跡のあるカンボジア王国シェムリアップ市に「アンコール小児病院(AHC)」を開院。