地ビールメーカー「サンクトガーレン」(神奈川県厚木市、TEL 046-224-2317)は、4月1日のエイプリルフールを記念した黒ビール「うん、この黒」を限定販売している。
「うん、この黒」に使われている世界最高級のコーヒー豆「ブラックアイボリー」
同社は、毎年エイプリルフールにちなんだジョーク商品を1日限定で販売。今年は、ゾウの排泄物から取り出したコーヒーの実でつくるコーヒー「ブラックアイボリー」を副原料に使用した黒ビール「うん、この黒」を醸造した。
ブラックアイボリーは、タイ北部のゾウ保護センターで製造されているコーヒー。象のエサにアラビカ種のコーヒー実を加えて食べさせ、その排泄物から未消化のコーヒーの実を取り出し、洗浄、乾燥、焙煎(ばいせん)してつくられたコーヒーで、象の飼育にコストがかかることなどから世界最高級のコーヒーとも言われている。
コーヒーを使ったスタウト(黒ビール)は、高温焙煎(ばいせん)した麦芽を使っているため、コーヒーを思わせる香り、苦い味わいが特徴。黒ビール「うん、この黒」には、濃厚かつ芳醇(ほうじゅん)なスタウトにブラックアイボリーから抽出した香りと風味を溶け込ませて仕上げた。アルコール度数は6.5%(330ミリリットル)。価格は3本セット2,200円、6本セット3,750円。同社のオンラインショップで3,000本限定販売する。
サンクトガーレンの中川美希さんは「今年は黒ビール『うん、この黒』の醸造に向けて、世界最高級と言われるコーヒー豆を35グラム当たり約1万円で購入。2013年4月1日を記念したウソのような本気商品をお楽しみ頂ければ」と話している。
同社は4月3日、そごう横浜店と横浜タカシマヤで「湘南ゴールドビール」を先行販売。湘南ゴールドビールは、神奈川県で開発したオレンジ「湘南ゴールド」を使用した春夏限定のフルーツビールで、同日、そごう横浜店(3階シーガルコート)では黒岩祐治知事らを迎えた発売記念トークイベントが行われる。