大さん橋を母港とするレストラン船「ロイヤルウイング」のオリジナルキャラクター「キャプテンウィリー」が任務を終え、3月27日に高風子供園・高風保育園（横浜市中区本牧72）への表敬訪問を行った。

　キャプテンウィリーは、「世界中を旅する港町ナポリ生まれの船乗り」という設定のキャラクター。同客船のオリジナルキャラクターとして愛され、4年間にわたり乗客の出迎えなどを行ってきたが、ナポリに帰郷するという設定で4月以降は休演することに。ロイヤルウイング最終登場となる3月17日は、船内のトップデッキで「ありがとう！ウィリー」セレモニーが行われ、船長からウィリーに感謝状が贈られた。

　27日に行われた高風子供園・高風保育園の表敬訪問では、ウィリーと園児らがゲームを通して楽しく交流したほか、ロイヤルウイングのスタッフがこれまでの感謝の気持ちを込めてマジックやバルーンアートを披露し、子どもたち131人に笑顔を届けた。

　ロイヤルウイングの宮原愛澄さんは「ウィリーは横浜で育んで頂いたキャラクターで、多くの子どもたちに愛されてきた。ナポリに帰郷するという設定になっているが、横浜にまた遊びにくるかも知れないので、その時を楽しみにしていてほしい」と話している。

　ロイヤルウイングはロイヤルウイング社（中区海岸通1）が運航するエンターテインメント船。2001年3月17日に就航した。横浜港大さん橋より1日4便周遊しており、5月3日から5日には、子ども連れのファミリーを対象にした「キッズクルーズ」を運航。オンライン予約者を対象に「ロイヤルウイングペーパークラフト」をプレゼントする。