グラフィックデザイナーの団体「日本グラフィックデザイナー協会」は、ヨコハマ創造都市センター(横浜市中区本町6)で、東日本大震災の復興支援チャリティーイベント「やさしいハンカチ展」を開催している。開催は今年で2回目。
第1回展では、デザイナーたちが自らデザインしたハンカチを展示・販売し、7,000枚分の収益とハンカチを東北の子供たちに寄贈した。今回の展示では、岩手、宮城、福島で行われたワークショップで子どもたちが描いた絵を、デザイナー385人がデザイン。45センチ×45センチのハンカチを1枚1,200円で販売する。会場には385枚のハンカチと、子どもたちの原画を展示している。
スカーフは子どもたちの自由な発想で描かれた絵柄を、デザイナーがそれぞれのアイデアでスカーフの中に落とし込んでいる。
所属デザイナーの一人・うしさんは「子どもたちの絵のインパクトと、メッセージ性はどんな著名な作家の作品より心を揺さぶられるものがある。ぼくもデザイナーだけれど、このプリミティブさにはかなわない。心を揺さぶる子どもたちの絵が、ハンカチという形でより多くの人に届くことを願っている」と話す。
完成したハンカチは被災地の子どもたちの元へ。収益金は各小学校に還元され、その具体的な活用方法を、子どもたちと共に考える予定。同法人は今後も新しいチャリティーイベントを企画し、継続した被災地支援を行う。
開催時間は11時~19時。入場無料。4月29日まで。