日本大通の画廊「ギャルリーパリ」(横浜市中区日本大通14)で4月27日から、アフリカン現代アートの魅力を紹介する「ティンガティンガ原画展2013春@横浜」が開催される。
ティンガティンガ・アートは、1960年代後半からタンザニアで誕生した絵画スタイル。6色のエナメル・ペンキによる豊かな色彩で動物や風景、人々を描いたアフリカを代表する現代アートとして知られている。会期中は手描きの原画作品150点以上を展示するほか、アフリカのコーヒーや紅茶、ティンガティンガ雑貨の販売をおこなう。主催はアフリカ製品の輸入・卸販売を行う「バラカ」(大阪市)。
また、本場タンザニアよりティンガティンガ・アーティストのAbbasi mbukaさんが来日し、ライブペイントを実施する。動物画を得意とするmbukaさんの作品は、一頭一頭の動物が画面から抜け出してくるような躍動感あふれる絵が特徴。
同展の収益の一部は、東日本大震災の被災地への義援金、ティンガティンガ村への支援(絵筆・画材などの贈呈)に充てられる。
バラカの広報担当者の住谷弘子さんは「6月に横浜で開催される第5回アフリカ開発会議に先駆けての展覧会。アーティスト・ムブカさんの公開制作は毎回好評で、今年も本場ティンガティンガ村の雰囲気をそのまま再現する」と話す。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。5月6日まで。同展は横浜での開催後、名古屋を巡回する。
「バラカ」はアフリカ大陸の人々の雇用機会を増やすため、東アフリカのタンザニアを対象国として、アフリカ製品の輸入を推進している。2005年よりティンガティンガ・アートのプロモーターとしても活動し、新人画家を発掘。バラカは第5回アフリカ開発会議(TICAD V)パートナー事業シップ、アフリカ応援キャンペーン「レッドカップforアフリカ」に協賛。