「アイスクリームの日」の5月9日、中区馬車道で東北復興応援プログラム「2013 アイスクリーム発祥記念イベント」が行われる。
1869年5月9日、当時「あいすくりん」と呼ばれていた日本で初めてのアイスクリームが、馬車道通りに町田房蔵が開業した「氷水屋」で製造販売されたことを記念して毎年開催されている。主催は馬車道商店街協同組合。
当日は、関内ホール前(中区住吉町4)に東北復興支援として特設チャリティー募金ブースを設置し、鹿鳴館ドレスに身を包んだ横浜観光親善大使らが、募金をした方にタカナシ乳業の「横濱馬車道あいす」を配布する。配布予定数は5,000個。開催時間は11時~16時(なくなり次第終了)。
また、アイスクリーム発祥記念として8日~10日の3日間は、飲食店による物販・飲食のワゴンセール「馬車道マルシェ」を開催し、いわき市の商品や特産品を販売する「がんばっぺ!いわき!いわきの12人マルシェ」を同時開催する。9日には、関内ホールで「あいすくりーむ発祥記念コンサート2013」(入場無料・事前申込制)も。
いわきの12人マルシェでは、いわき市の特産品の販売のほか、フラガール発祥の地・福島県いわき市のダンサーによるフラダンスショー、いわき市の郷土芸能「じゃんがら念仏踊り」、フォトジャーナリスト高橋智裕さんの写真展も行われる。8日・10日は物販のみ。
馬車道商店街協同組合 事務局の担当者は「東日本大震災により被災された方々の復興支援に少しでも役立てるようスタートしたアイスクリーム募金。3回目の開催になるが、今年もご賛同頂ける皆様の温かいお気持ちを被災地に伝えたい」と話している。
「アイスクリームの日」は、1963年に日本アイスクリーム協会が制定。同協会神奈川支部は、1976年にアイスクリーム発祥記念のブロンズ彫像「太陽の母子像」を寄贈し、馬車道通り(中区常盤町4、スターバックス前)に設置した。製作者は高村光太郎に師事した札幌出身の彫刻家の本郷新で、「太陽の母子」をアイスクリームの原料のミルクから連想し、母乳で子どもを育む「母」のイメージで制作したという。