総勢50組のアーティストやデザイナーが入居するシェアスタジオ「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」(横浜市中区新港2)で5月11日から、入居者有志による連続講座「ハンマーヘッドカレッジ」第二期講座シリーズが開講する。
ハンマーヘッドカレッジは、多様なジャンルの入居クリエーターの活動やスタジオの魅力をより多くの人に伝えるため、2013年1月に開校。第一期(1月~3月)では、金属加工や版画、ファッション、タイポグラフィーなどの各分野の入門講義やワークショップ、座談会などを行った。
5月~7月の第二期では、「留まる」「撮る・語らう」「感じる」「すり替える」「組む」「まぜ替える」と題した6つの講座を展開。アーティスト向けの講義や美術史対談に加え、誰でも参加できるデザインやまちあるき、楽器作りのワークショップも用意する。
ハンマーヘッドカレッジ企画者でアーティストの牛島達治さんは「今回はより専門的な講座や、前期の講座の反響を受けてワークショップに発展させたものなども集まったので、既に参加してくれた方も初めての方もぜひ来てほしい。絵画をめぐる対談では、初めて外部のゲストも招く。月に一回のオープンスタジオも始まり、スタジオに来ていただける機会も増えたので、うまく利用して楽しんでもらえれば」と話す。
講座は2013年5月~7月までの毎月第2・第4土曜開講予定。開催時間は日程により異なる。受講料は各回1,000円(ドリンク付き、材料費別途)。申し込みはホームページから。
「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」は、延べ床面積約4,400平方メートルの倉庫型展示施設。横浜市文化観光局の事業の一環として、アーティストや建築家、デザイナーのアトリエ・スタジオ・工房として活用している。運営はBankART1929と新港ピア活用協議会。使用期限は2014年春までで、毎月第一金曜から始まる週末に一般公開を行なっている。