象の鼻パーク(横浜市中区海岸通1)で5月12日、来場者参加型のインスタレーション「FICTIONAL SCAPER」が開催される。
鈴木康広さんのインスタレーション作品「未知への鼻」(撮影:池田美都)
「FICTIONAL SCAPER」は、現代美術家の荒神明香さんと参加型表現集団「wah document」で構成されるアーティストユニット「目」が制作したアートプログラム。参加者がある特定の人物に変装し、決められたミッションをこなすことで日常の風景のなかに変化をつくる。アーティスト達が提案する「ENJOY ZOU-NO-HANA -象の鼻の遊び方-展」のフィナーレイベント。
当日は、20組のFICTIONAL SCAPERが同時多発的に象の鼻パーク内に登場し、虚像と現実の世界を生み出す。当日参加も可能で、参加者には着ぐるみやかつらなどの特殊な衣装とある任務が与えられる。開催は17時~。参加費は500円(保険料)。
象の鼻テラスの大越晴子さんは「今年は象の鼻パークと象の鼻テラスをより多くの方に知ってもらえるように、環境を生かした体験型アートプログラムを充実させた。フィナーレを飾る『FICTIONAL SCAPER』は風景にいたずらを仕掛ける新たな試み。虚像と現実が混在した新しい風景を楽しんでもらえたら」と話している。
会場には、象の鼻パークのシンボルとして、テラス屋上に鈴木康広さんのインスタレーション作品「未知への鼻」が期間限定で展示されており、来場者の撮影スポットとしても人気を集めている。
関連イベントとして、子どもを対象にしたワークショップ「こもれびを食べるどうぶつになろう!」(木村崇人さん)、軽トラックを使った屋上テラス「ハナサキプロジェクト」(日髙仁さん+西澤高男さん)、横浜港の海上サイクルを使ったデモンストレーションも実施される。各プログラムの詳細はホームページで。