NPO法人ハナラボ(東京都中野区)が、港の見える丘公園にある「大佛次郎記念館」の活性化プロジェクト「ヨコハマ ハコ入りムスメ プロジェクト」に参加する女子大学生を募集している。
同プロジェクトは、女子大学生が社会課題の解決に挑むプロジェクト「ハナラボ(ハナジョブ*イノベーションラボ)」の一環。女子大学生らが、シナリオ・プランニングやデザインシンキングなどさまざまな手法を使ったワークショップを実施し、地域の課題や魅力をみつけ、課題解決のアイディアを生み出していく。
今回、プロジェクトの舞台となるのは、港の見える丘公園にある「大佛次郎記念館」。横浜に生まれ、横浜を最も多く描いたといわれる作家の大佛次郎(おさらぎじろう)の記念館を活性化させるために、女子大学生インターンがアイディアを出した後に、実際に活動を進めていく。
インターンシップは5月22日のオリエンテーションの後、26日、6月9日、29日、30日の4回、インタビューやフィールドワーク、ワークショップなどを経て活性化のためのアイディアを練り、最終日に成果を発表する。その後、11月までの期間で検討したアイディアを実施していく。
同NPO法人はこれまでに、島根県隠岐郡海士町での「婚活プロジェクト」と山梨県北杜市での「未来シナリオプロジェクト」を実施してきた。第3弾となる今回は、ハナラボと大佛次郎記念館(横浜市芸術文化振興財団)の共同主催で、横浜市が協力する。
ハナラボ代表理事の角めぐみさんは「女子大生にとって大佛次郎は遠い存在だと思うが、彼の考え方は現代にも通じるもので新しい発見がたくさんあるはず。女子大生たちには、オサラギイズムをいかしながら記念館をベースに地域の人たちがつながるしくみを考えて欲しい。また、実施段階では地域のみなさんに色んな形で参加、協力をお願いしたい。みなさんと一緒に、地域の拠点となるような、面白いプロジェクトがどんどん生まれるような場所にしていきたい」と話す。
募集インターンの人員は16人。参加費無料。参加希望は、ハナラボ「ハナジョブ*イノベーションラボ」のホームページのフォームで受け付ける。募集の締切は5月17日。