横浜市在住の映画監督・利重剛さんが10年ぶりにメガホンをとった長編映画「さよならドビュッシー」が、シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で上映されている。
第8回「このミステリーがすごい!」(宝島社主催)で大賞を受賞した中山七里原作の同名小説を、利重監督みずから脚本化。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で準主役を務める女優・橋本愛さんがヒロインに、ピアニストの清塚信也さんが初の俳優業に挑戦している。
「さよならドビュッシー」は、2013年1月に公開された。原作は「ピアニスト・岬洋介」を探偵役とする音楽ミステリーで、累計60万部の人気シリーズ。表題のドビュッシーのほか、ショパン、リスト、ベートーヴェンなどクラシックの名曲が、ピアニストを目指すヒロインが巻き込まれる遺産相続をめぐるドラマを盛り上げる。
利重さんは久々に監督した今回の映画について「映画好きの方だけでなく、原作が好きな方、クラシック音楽の愛好家の方々にも満足してもらえるよう、一生懸命作りました。ぜひ、映画館の大きな画面で、大きな音で、楽しんでいただけたらと思います」と話している。
チケットは一般1,800円、大専1,500円、高校生以下・シニアは1,000円。上映は、14日までは12時と19時55分から。15日~21日までは18時35分からの上映。