三菱地所と三菱地所ビルマネジメント(東京都千代田区)は7月16日、開業20周年を迎える横浜ランドマークタワーのドックヤードガーデン(横浜市西区みなとみらい2)の壁面を使った空間演出「180度体感型プロジェクションマッピング」をスタートする。
ドックヤードガーデンは、日本に現存する商船用石造りドックとしては最も古い旧横浜船渠(せんきょ)第2号ドックを復元したコミュニケーションスペースで、1997年に国の重要文化財に指定された。
プロジェクションマッピングは、プロジェクターを使って空間と映像を合成する新しい空間演出。ドックヤードガーデンでは、かつて造船所のドックとして使われていた独特の形状を生かし、高さ約10メートル、横幅約29メートルの船型の石壁に沿って映像を投影する。
プログラムは、横浜開港から現代、未来のみなとみらいまでを表現したストーリーで構成され、野外では日本初の「180度体感型プロジェクションマッピング」になるという。投影時間など詳細はホームページで。
同イベントPR担当の山崎智美さんは「横浜ならではの歴史感あふれるプロジェクションマッピングで、その世界に入り込んだような感覚が味わえる。ここでしか見られない特別なストーリーを体感して頂ければ」と話している。
7月16日は、ドックヤードガーデン地下1階・2階に飲食店街「みらい横丁」も同時オープン。「夜の賑わい」と「食のエンタテインメントゾーンの創出」をコンセプトとする「みらい横丁」には、世界50カ国250種類以上のビールが味わえる「世界のビール博物館 横浜店」や、海鮮食堂と洋食レストランを備えた「海鮮食飲市場 マルカミ食堂」など、神奈川県内初出店を含む12店舗が営業する。