横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ（横浜市西区北幸1）で6月23日、全国各地の純米酒をたのしむ日本酒イベント「純米燗 初夏の宴～逸品を愉しむ～」が開催された。

　純米酒を通じて、日本酒の魅力を新たに伝えることを目的にしたイベント。当日は約250人の日本酒ファンが集まり、全国23蔵の銘酒蔵の純米酒をお燗（かん）にして飲み比べ、蔵元との交流をたのしんだ。

　銘柄は、岩木正宗（青森県・竹浪酒造店）、綿屋（宮城県・金の井酒造）、羽前白梅（山形県・羽根田酒造）、真稜（新潟県・逸見酒造）、ひこ孫（埼玉県・神亀酒造）、いづみ橋（神奈川県・泉橋酒造）、るみ子の酒（三重県・森喜酒造場）、京の香（京都府・向井酒造）、秋鹿（大阪府・秋鹿酒造）、旭日（鳥取県・旭日酒造）、旭菊（福岡県・旭菊酒造）ほか。

　参加者には「酒は純米・燗ならなお良し　上原浩」と書かれた杯が用意され、同イベントを主催した同ホテル総支配人・久保島正裕さんの乾杯で「初夏の宴」が華やかにスタート。会場では、同ホテル料理長による和洋中の特別料理のほか、ふぐの卵巣、かまぼこ、ショウガ、うなぎなど各地の名産品の酒の肴（さかな）も用意され、出店蔵元の紹介や酒蔵の景品が当たる抽選会も行われた。

　横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズの深澤光男さんは「国内や海外で日本酒の普及に努められている『全量純米蔵を目指す会』とご縁があり、今回、横浜で初めての純米燗のイベントを企画した。温度によっていろいろなお料理と合わせられる日本酒。中華街のある横浜らしく中華料理も取り入れ、事前に蔵元さんにメニューリストを渡し、それに見合うおいしい日本酒をそろえてもらった。初めての試みだが予想以上の反響をいただき、うれしい限り。今後も継続開催できれば」と話している。